私は今でも

レオナルド・ダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」

ミラノ公ルドヴィコ・イル・モーロの愛人、チェチリア・ガッレラーニがモデルです。この女性は宮廷で、花のように美しい女性、と言われ、あこがれの的だったそう。賢く知的で、詩や歌もたしなみ、ユーモアのセンスもあったといいます。抱いているのは貂(テン)です。

初めて見たとき、美しい絵だと思い、ダ・ヴィンチの絵で一番好きになりました。美術館にはなく、公爵が保管していたみたいですが、今では世界をまわっていて、先日、日本にも来ました。

当時、画家の間でとても有名だったということですが、その表情や雰囲気、私が見ても、惹きつけられる女性です。